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2016-09

私の保護継電器試験のやり方 OVGR編

私の事務所迄実習に来て頂いて、準備不足で満足にできなかったOVGRの試験方法をまとめてみました。
やり方がダサイとか、他にも良い方法が有るよ、とかご意見があるかと思いますが、我流をご容赦ください


OVGR、地絡過電圧継電器
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私はこの継電器は、発電設備を設置している需要家に設置される継電器で、主に発電設備が地絡した場合に、発電設備を配電系統から切り離す役目をすると理解しています。
運転中の発電設備が地絡した場合、零相電流は流れないか、それほど多く無いので地絡過電圧を検出して切り離すわけです。

しかし配電系統のどの箇所(配電線や他の自家用構内)で地絡が有っても検出するので、保護強調は動作時間で調節するわけです。



まず動作電圧と動作時間は一般的には
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電圧は10%(ミスで写真は5%でした)動作時間は0.5秒です。
これらの整定値は、私が20年前に990kWの系統連係内燃力発電所を受託した時には、電力さんと協議(ほぼ指定ですが)でした。



動作電圧の検出は、地絡過電圧を検出するZPC(又はZPD)によります
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三相のZPDに高圧PDC線を接続します



ZPDの裏側には出力端子Nがあって
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三相共に零相電圧トランスMPD-3Tへ接続されます



MPD-3Tです、Y1Y2はOVGRに接続されます
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さて試験器ですが、私は実習室ではこれ、S社のBCT-50K+TVD-1000K、現地ではBCT-25Kです
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電圧の掛け方は二通りあります、まずZPDの高圧端子に掛ける方法(三相共に掛けます)
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竣工試験はこの方法が必須です、万一二次側のN線が断線していたら判ります



又はMPD-3TのT端子とE端子に掛けます、どちらの方法も特性は同じです
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年次点検等は殆どがこの方法です、高圧側に短絡線付けなくて良いので外し忘れも無い



試験方法はUVRと同じです、試験スイッチを基準側にして
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メインの電圧(電流)調整スライダックで掛けます
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これで動作電圧と復帰電圧(最近あまりやりませんが)の測定します


動作時間の測定は、基準電圧は0ボルトですね、試験電圧は試験側に切り替えて、試験電圧調整ツマミで決めます
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試験電圧は設定値の150%です、決めたらスイッチを基準側にしてOVGRを復帰させ、カウンターをセットしてからスイッチを試験側にすれば・・・



これで試験終了です
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お尋ねの動作ロック可能な継電器試験はそのOVGRを持って無いので、載せることはできません。

そうそう、肝心なこと忘れていました、動作時間は、他の自家用構内で地絡事故があった場合は約0.3秒~0.4秒で他の自家用のPAS等が動作するので、これより長いことが必要です、そうでないと不必要動作します

そして万一発電機が地絡した場合は、電力さんの配電変電所のOVGRが1秒より少し早いと思われるので、それより早く切り離さないと波及事故になるので、0.5~06秒程度となります(とわたしは理解しています)

ここまで書いて、はぁ~疲れました(笑)
気が向いたら、そのうちRPR、DSR(RPRと同類)でも載せたいと思います。









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