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2011-03

私の水害復旧の経験-3

泥にまみれた私のデスクです(引き出しの書類を乾燥中です)
私の水害の経験-6

高圧設備を1週間で復旧受電させ、次は工場内の低圧設備の復旧です。

電気室内の送り出しは、幸い(設備が古いので)ナイフスイッチだったので、水洗いだけでOKでした。

以前のブログにも紹介しました(写真は現在の様子)
選任時代の年次-2

現場の配電盤はメインのELBは全部新品交換しました。
分岐開閉器はナイフスイッチは勿論サーキットブレーカーも洗っただけで使用しました、勿論現在までELBが動作したり、ブレーカーが焼損したことは有りません。

そして、生産機器の部品ですが、制御回路のスイッチやパイロットランプ、マグネットスイッチ、ミニチュアリレー(O社のMYタイプ)等は全て洗って使用しました、現在まで異常は有りません。
シーケンサー等の制御機器はROMだけ流用して本体は新品にしました。

それからモーター類は、全てバラして、回転子や固定子巻線を流水で洗い、乾燥する前にCRCを吹いて水分を飛ばしてのちジェットヒーターで乾燥しました。
しばらくは異常無く使用出来ましたが、数年後にベアリングが砂を噛んでいたのか、回らなくなりました。勿論ベアリングの予備は購入済みで頻繁に修理しました。

大事なことは電気機器は水洗いして乾燥しメガ測定するまでは絶対に電源を入れないことです。
泥にまみれた状態で電源入れればその時点で回復不可能になります。

その事はのちに携帯電話を洗濯機で洗った時に生きました。携帯電話を洗濯しても絶対に電源を入れるなと家内に言って有ったので、息子が2回ほど洗濯された時も、速攻で電池パックを外し、真水でしばらくすすいでからドライヤーで乾燥後、サービスセンターに持ち込んだら電話帳とかのデータは新しい機種に移管出来ました。
結局液晶画面等は見えなくなりましたが、データが残ったのは助かりましたね。

話を生産機器に戻して、現在の高性能な機器にこのような手法が通用するかは判りませんが、試してみることは必要と思います。
新品に交換するのは簡単ですが、費用や復旧までの時間を考えると現実にはなかなか困難と思います。

まだまだいろんな苦労話が有りますが、このくらいにします。

最後に、今回の震災の被害にあわれた方々に比較したら、当時の私の苦労なんて苦労に入らないと思います。
会社は浸水しましたが、それは立地条件が悪かったからで、社員の住居は無事だったからです、家に帰れば暖かい食事に、暖かいお風呂、熟睡できる布団(熟睡は出来ませんでしたが)。

それに対して今回の震災の苦労を思うと胸が痛みます、一刻も早く安らぎの時と場所が確保されるのを祈ります。



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