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2009-06

高圧ブッシング保護カバーの不具合

ある豪雨の夜に顧客様から、工場の全てが停電したとの連絡が入り緊急出動しました。
そこは屋外のオープン変台です、また変圧器の容量が100kVA未満のため絶縁監視自動通報装置は未設置であった。
PASのGRがトリップしていて、PASも含めた高圧回路の絶縁抵抗はほぼゼロMΩであった
変圧器のPCを開放し、高圧母線、高圧機器1台ごとの絶縁を測定したところ、該当の変圧器が判明しました。
変圧器本体の絶縁破壊だったら変圧器と交換の手配が大至急必要と思いながら、もう少し詳細に調査することとして、変圧器の高圧リード線を外そうとブッシング保護カバーを取り上げたら、中から木の葉が出てきました。

再現写真ですが、当日は木の葉は保護カバーの中に入っていて、暗いこともあり外からは容易に確認できませんでした。
木の葉の堆積

カバーを取り除き、高圧リード線も外して高圧ブッシングを乾いたウエスで清掃したところ、ゼロMΩが20MΩ程度まで回復しました。
その当時も雨は降り続いていましたので、この絶縁抵抗値であれば問題ないと思い、配線等を元通りにして、高圧機器一括で絶縁測定したところ10MΩであった。
この気象条件であれば、この値もやむを得ないと判断し、念のため電力会社にも連絡してPASを投入したところ、正常に受電できました。

今回の反省点。
変台の横に大きな木が生い茂っていて、フェンスの中に落ち葉が散乱していたので、木の枝を切って欲しいと依頼はしていましたが、最近は自然環境保護の思想からなかなか聞き入れて頂けなかった。
別の管理者から移管された時点でブッシング保護カバーが太くて、変圧器の鉄板ケースまで覆いかぶさり気になっていたが、緊急を要することでは無いと判断し、正規品に交換も費用も必要なために次回年次点検時へ先送りとなっていた。

塩ビパイプ保護管


現在はメーカー製の正規の保護カバーに交換されています、また樹木も根元から切り倒されまして、お客様には、改修指摘事項は早急に改修するという認識を持って頂けたのがありがたいことです。
最後に、少しでも気になった事項は先送りしないで、即刻改修することが大事と反省しました。

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