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2009-05

試験方法合理化のおかげで・・

本日某病院の法定年次検査を実施しました。
相互応援体制を組んでいる管理技術者の応援を3名(以上高圧担当)、電気主任技術者免状所持者と第1種電気工事士免状所持者の2名(低圧担当)、以上5名の応援を得て実施しました。

高圧班は構内柱PAS担当と屋内継電器担当に分かれで実施、すでに紹介の方法で試験を実施するので、以前は1時間程度掛かっていたのが、約30分で完了します。

屋内試験状況です
OCR試験

合理化により生じた余裕時間は、機器の寿命を延ばす為のメンテナンスや各種改善作業を実施します。
今回は絶縁監視通報装置の接点入力回路に、構内柱PASのGR動作信号と非常用発電機運転開始信号を接続しました。それに伴い監視装置の電源を非常用発電機回路の非常用電源から供給するように変更しました。

高圧受電盤内のGR動作確認リレー
67RY

監視装置と自作の各種入力受付盤
病院監視装置

これにより、いままでは停電信号がメールで送られるだけでしたが、これからは停電後に非常用発電機が運転されれば監視装置に電源が送られて、復電メールと発電機運転開始のメールが送られます。
またPASのGR動作があればそれもメールで送られます。

その結果停電メール→復電メールと発電機運転メールの有無(発電機運転なら引き続き商用電源停電状態、発電運転なしで復電なら商用電源復電)により事故の判断が可能です。

また発電機運転メールと同時にPASのGR動作メールが来れば構内の事故なので即刻出動が必要です。
GR動作メールが来なければ電力会社配電線故障なので電力会社へ問い合わせます。
停電メールのあとに1分以上経過しても復電メールが来なければ、全停電状態です。
今回の改善により、停電から1分程度で故障の状況を知ることが可能になり、素早い対応が可能となりました。

そして今回の年次点検ではその他に特別な不具合箇所も無かったため、念入りに清掃を実施しました。

昨年の夏の落雷と同時の豪雨で、吸い込み有圧換気扇から吸い込んだ雨で汚れた床や高圧盤の清掃を実施、またキュービクル内の絶縁保護カバーや床まで掃除する余裕時間もありました。

床の清掃作業
床清掃中

絶縁保護カバーの清掃作業
保護カバー清掃中

清掃後のキュービクル内部と存在のわからないほどに透明な保護カバー
清掃後の保護カバー

清掃後の高圧盤
清掃後の高圧盤

すべての点検が終了したのちに、15年前より当事務所の独自の判断で実施しています、非常用高圧発電機の起動シーケンス確認テストを実施しました。
これは毎月の発電機起動試験が、手動スイッチで起動を確認しているだけなので、実際に停電→UVR動作→発電機起動指令→発電機起動→発電機高圧VCB投入→非常用回路変圧器が発電機に接続→低圧側電圧確立

以上のシーケンスを実際に確認する為に、一旦商用電源を復電させたのちに、すべての操作回路を定常時の状態にもどしたのち、高圧開閉器を開放して上記のシーケンスを確認しています。
これにより、すべての試験終了後に安心して帰宅できます。

本日天候不順の中お手伝いいただきました応援の皆様、ありがとうございました、お疲れ様でした。
また来年もよろしくお願いいたします。



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