2009-05

年次点検の継電器試験

昨日ある事業所の、正規社員が選任主任技術者をしている設備の法定年次点検依頼を受けて実施しました。
ここは設備容量約3000kVAで、受電キュービクル1基、サブキュービクル3基です。
保護継電器はDGRが構内第1柱のPAS 饋電盤3台 計4台
OCRが受電盤1台 饋電盤3台 サブQ3台  計7台 です。

主任技術者より構内柱のDGRと受電QのDGR、OCR合計8台の特性試験を一時間以内で終了して欲しいと依頼されました、つまり1台を7分で実施する必要があります。
お金を掛けて多人数で実施すれば容易に可能ですが、コストダウンの為に、今までと同人数で、お金を掛けないでと念をおされました。
そこで昨年より下記の方法で実施して目標をクリアーしています。

DGRの試験は電源端子のビスを外したり、ワニグチクリップで挟むことを止めて、すべてコネクタ接続としました。

通常時の保護継電器箱の写真
判り易くする為にプラグはボックスの外に出してあります。
1柱DGRの内部


次に試験機の試験コードをプラグ接続した状況写真
饋電盤のDGRもこれと同様のプラグ接続で試験します。
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次にOCR試験ですが電流試験端子はメタルコンセント接続にしました(理由は安価であることと、お客様の設備に穴を開けたりの加工を避けるため)

通常はメタルコンセントのプラグ内でCTからOCRに電流を通過させる構造になっていますが、試験時は試験器の電流をOCRに流す構造のプラグをとりつけた試験コードを使用します。
なおハンダ付け作業は十分な熟練が必要です(昔の真空管アンプ作りが役にたちました)。


プラグ取付配線状況の写真
OCRプラグ写真
写真は当日試験したものではありません


そして動作時間測定のための接点をVCBではなく、振動センサーで検出します。

振動センサー取付状況写真
振動センサ写真


これに試験電流の整定が自動の試験器を導入することで大幅に時間短縮されました。

試験機の試験電流コードとプラグの接続状況写真
OCR試験の写真

9時に試験開始して、サブQのOCR含めて午前11時前には終了しました。
11時以降は以前別動隊に実施させていた発電機の系統連係保護継電器試験をそのままの二人で実施しました。

系統リレー試験

今後の課題は、系統連係試験のスピードアップの為の対策です。



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